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2012-11-24-Sat このエントリーを含むブックマーク

すべてのプレイスタイルに特徴があり、良い悪いというものではない。しかし、私は自分で選んだスタイルで戦うし、それができなければ勝つことはできないと思っている。どんな試合であっても勝利を第一に考える。そして、私は、攻撃的サッカーの絶対的な信者である。ボールが相手のゴール近くにあればあるほど、落ち着いていられる。ちまたのメディアには「DFしか補強していない」と言われるが、強固なディフェンスがあってこそ、攻撃が生きるはずだ。逆に言えば、いい攻撃ができれば、必然的にそれがいいディフェンスにもなる


ボールを失うことはある程度仕方がないが、その奪われ方が重要だ。もし、ボールを保持したあとのパスですぐに奪われたり、単純なパス交換後に奪われたら、相手に決定的なチャンスを作られる可能性が高くなる。選手間の距離が近すぎたり、全体が舞え係になる瞬間に奪われるのが一番の問題だ。


一見矛盾しているように思うかもしれないが、攻撃的なチームを作ろうとすればするほど、相手からボールを奪うという観点で、守備的な規律やルールが必要になる。ディフェンスの時、選手間のバランスが重要で、前線・中盤・後方のラインをコンパクトにすることだ。この3つのラインがしっかり機能しなければ、理想のサッカーを展開することはできない。前線はファースト・ディフェンダーとしてプレスをかけなければならないし、それに連動して後方もボール奪取を狙わなければならない。また、攻撃に厚みを持たせるためには、後方の選手達がオーバーラップを仕掛けなければならない。だから、私はボールが相手陣地に常にあるようなサッカーを目指す。その状況であれば、リラックスして試合を運ぶことができる。逆に、ボールが我々の陣地にあれば、気を揉む時間が長くなる。

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2012-09-03-Mon このエントリーを含むブックマーク

本気で参加したnfl.comファンタジーフットボールのドラフトの結果

1巡 トム・ブレイディー

2巡 フリオ・ジョーンズ

3巡 ウェス・ウェルカー

4巡 アントニオ・ゲイツ

5巡 ション・グリーン

6巡 スティーブン・ゴスコウスキー

7巡 ベンジャーバス・グリーン・エリス

8巡 デジョーン・ジャクソン

9巡 マイケル・ブッシュ

10巡 ニューイングランド・ペイトリオッツ

11巡 ジェイ・カトラー

12巡 ジャーメイン・グリシャム

13巡 マイケル・クラブツリー

14巡 ラシャード・メンデンホール

15巡 シドニー・ライス

なんか知らない間に、自分の知らないファンタジーチームが2つもできてしまっていた。

いったいどうしてやら。

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2012-05-20-Sun このエントリーを含むブックマーク

シティー

Team Differnce Man.City Opposition Possession GF S SOT GA S.opp OT.opp

Swans -159 458 617 42 4 30 15 0 8 3

Bolton(a) 120 514 394 57 3 18 7 2 7 3

Spurs(a) 185 630 445 59 5 22 9 1 21 5

Wigan 163 593 430 58 3 26 7 0 11 3

Napoli 351 668 317 68 1 25 4 1 15 2

Fulham(a) 291 660 369 64 2 18 5 2 14 5

Everton 247 609 362 63 2 19 7 0 8 3

Bayern(a) -75 504 579 46 0 9 4 2 24 11

B.burn(a) 329 654 325 67 4 19 7 0 6 4

Villa 301 684 383 64 4 14 8 1 10 4

Villarreal 261 681 420 62 2 17 6 1 14 4

Man.Utd(a) 19 482 463 51 6 22 7 1 11 4

Wolves 10 489 479 51 3 19 7 1 13 4

Villarreal(a) 346 759 413 65 3 10 4 0 5 3

QPR(a) -55 421 476 47 3 18 5 2 22 5

NU 286 634 348 64 3 14 5 1 9 4

Napoli(a) 426 744 318 70 1 17 8 2 13 5

Liverpool(a) -28 523 551 49 1 7 3 1 17 6

Norwich 401 733 332 69 5 26 10 1 6 2

Bayern 101 618 517 54 2 18 8 0 12 3

Chelsea(a) 10 508 498 50 1 7 2 2 16 4

Arsenal -57 447 504 47 1 15 6 0 14 6

Stoke 647 946 299 76 3 22 11 0 3 0

WBA(a) 445 717 272 73 0 17 4 0 8 1

S.land(a) 388 708 320 69 0 27 5 1 8 3

Liverpool -280 359 639 36 3 11 6 0 16 6

Wigan(a) 81 540 459 54 1 14 6 0 7 2

Spurs 66 548 482 53 3 16 4 2 14 3

Everton(a) 343 657 314 68 0 21 3 1 11 3

Fulham -70 537 607 47 3 16 4 0 13 5

Villa(a) 268 617 349 64 1 18 7 0 9 3

B.burn 571 800 229 78 3 28 9 0 5 1

Bolton 281 626 345 64 2 24 8 0 8 5

Swans(a) -113 465 578 55 0 22 6 1 12 5

Chelsea 209 607 398 60 2 21 5 1 7 2

Stoke(a) 284 549 265 68 1 16 6 1 11 3

S.land 257 581 324 64 3 26 7 3 9 3

Arsenal(a) -264 332 596 35 0 6 0 1 13 5

WBA 344 750 406 65 4 19 7 0 5 1

Norwich(a) 62 589 527 53 6 23 11 1 16 6

Wolvs(a) -34 492 526 48 2 17 5 0 6 3

Man.Utd 47 487 440 53 1 15 3 0 5 0

NU(a) 121 534 413 56 2 21 8 0 15 3

QPR 601 781 180 81 3 44 15 2 3 3

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2012-05-19-Sat このエントリーを含むブックマーク

チェルスキー

アブラモビッチオーナー、優勝おめでたう

Team Difference Chelsea Opposition Possession GF S SOT GA S.opp OT.opp

Stoke(a) 240 501 261 66 0 19 7 0 6 1

West Brom 300 640 340 66 2 24 8 1 6 4

Norwich 320 578 258 70 3 18 7 1 11 6

Sunderland(a) 197 601 404 60 2 19 5 1 13 3

Leverkusen 157 565 408 58 2 23 12 0 11 2

ManUtd(a) -134 437 571 43 1 22 8 3 14 6

Swansea -9 532 541 50 4 15 7 1 7 1

Valencia(a) -162 444 606 42 1 12 9 1 16 8

Bolton(a) 198 649 451 59 5 19 9 1 15 4

Everton 441 810 369 69 3 7 5 1 9 2

Genk 286 713 427 63 5 27 12 0 5 0

QPR(a) 136 497 361 58 0 14 2 1 10 2

Arsenal 45 529 484 52 3 14 7 5 13 7

Genk(a) 225 643 418 61 1 19 7 1 15 6

B.burn(a) 234 595 361 62 1 12 5 0 12 5

Liverpool 150 578 428 58 1 19 3 2 9 3

Leverkusen(a) -90 476 566 46 1 13 8 2 9 5

Wolves 42 523 481 52 3 21 10 0 8 2

Newcastle(a) -49 423 472 47 3 22 9 0 16 3

Valencia -376 311 687 31 3 13 6 0 10 5

Man.City -10 498 508 50 2 16 4 1 7 2

Wigan(a) -15 506 521 51 1 12 2 1 14 6

Tottenham(a) -87 422 509 45 1 22 7 1 16 4

Fulham 55 563 508 53 1 25 12 1 9 5

Aston Villa 218 566 348 62 1 18 2 3 10 7

Wolves(a) 287 631 344 65 2 17 7 1 9 4

Sunderland 200 588 388 60 1 25 7 0 9 3

Norwich(a) 173 613 440 58 0 20 6 0 6 2

Swansea(a) 73 543 470 54 1 19 4 1 8 5

ManUtd -103 377 480 44 3 20 8 3 16 9

Everton(a) 305 614 309 67 0 14 4 2 9 4

Napoli(a) 136 487 351 58 1 14 5 3 15 7

Bolton 155 503 348 59 3 26 13 0 11 1

West Brom(a) 74 481 407 54 0 25 7 1 13 2

Stoke 350 583 233 71 1 23 8 0 8 0

Man.City(a) -209 398 607 40 1 7 2 2 21 5

Spurs(a) -85 431 516 45 0 9 2 0 20 4

Benfica(a) -100 366 466 44 1 12 3 0 25 8

Aston Villa(a) 95 471 376 56 4 13 7 2 9 5

Benfica -11 448 459 51 2 17 4 1 22 9

Wigan 80 478 398 55 2 20 8 1 11 4

Fulham(a) 72 578 506 53 1 10 7 1 15 3

Barcelona -617 228 845 21 1 4 1 0 24 6

Arsenal(a) -130 420 550 43 0 14 2 0 13 4

Barcelona(a) -613 168 781 18 2 7 3 2 23 6

QPR 131 554 423 57 6 30 13 1 13 2

Newcastle 258 592 334 63 0 18 3 2 13 4

Liverpool(a) -61 426 487 47 1 11 2 4 23 6

Blackburn 172 607 435 58 2 19 4 1 10 4

Bayern(N) -149 531 680 44 1 9 3 1 43 7

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2012-05-17-Thuリバプール、ちょちょい、データ集 このエントリーを含むブックマーク

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/encyclopector/article/202

の元ネタでございます。あとは煮るなり焼くなり。

Team Difference Liverpool Opposition Possession TA GF S SOT GA S OT

S.Land 175 525 350 60 44.3 1 14 3 1 14 4

Arsenal(a) 10 522 512 50 54.8 2 14 6 0 12 3

Bolton 162 536 374 59 47 3 20 6 1 10 3

Stoke(a) 361 587 226 73 61.9 0 24 7 1 3 1

Spurs(a) -254 395 649 38 38.9 0 3 1 4 26 9

Wolves -32 402 434 48 49.7 2 16 5 1 17 2

Everton(a) 236 543 307 64 50.6 2 17 7 0 12 3

Man.U 99 473 374 56 48.7 1 15 5 1 11 2

Norwich 116 560 444 56 48.8 1 29 9 1 12 7

WBA(a) 153 564 411 56 41.9 2 18 4 0 12 1

Swans 47 564 517 52 66 0 25 5 0 12 3

Chelsea(a) -50 478 528 42 46.3 2 9 3 1 19 3

Man.C 28 551 523 51 49.6 1 17 6 1 7 3

Fulham(a) 96 564 468 55 49.1 0 20 6 1 19 8

QPR 222 573 351 62 51 1 25 8 0 7 1

A.Villa(a) 51 556 505 52 45.8 2 17 7 0 16 4

Wigan(a) 94 485 391 55 55.8 0 21 9 0 19 6

B.Burn 285 623 338 65 60.4 1 27 6 1 6 1

NU 31 538 507 51 56.7 3 16 4 1 4 1

Man.C(a) 280 639 359 64 57.9 0 16 6 3 11 6

Stoke 369 676 307 69 58.2 0 15 1 0 3 1

Bolton(a) 202 549 347 61 42.7 1 11 5 3 16 5

Wolves(a) 63 596 533 53 44.5 3 24 13 0 6 1

Spurs 42 537 495 52 62.4 0 17 4 0 10 3

Man.U(a) -107 512 619 45 49.9 1 10 3 2 11 6

Arsenal 81 522 441 54 58.4 1 12 4 2 10 7

S.Land(a) 220 580 360 62 49 0 7 2 1 10 3

Everton 22 463 441 51 46.7 3 16 9 0 8 1

QPR(a) 140 598 458 57 52.9 3 11 5 2 19 7

Wigan 140 573 433 57 54.3 1 19 5 2 8 2

NU(a) 30 510 480 51 55.8 2 9 2 0 10 3

A.Villa 381 677 296 70 57.8 1 24 5 1 5 2

B.Burn(a) -31 383 414 48 43.7 2 15 6 3 16 6

WBA 260 626 366 63 55.5 0 30 6 1 9 3

Norwich(a) 124 604 480 56 3 16 5 0 9 1

Fulham 204 626 422 60 56.8 0 21 4 1 10 4

Chelsea 61 487 426 53 47.6 4 23 6 1 11 2

Swans(a) -256 384 640 37 57.2 0 13 5 1 13 4

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2012-05-15-Tueドイツ GK比較 早見 このエントリーを含むブックマーク

Name Team Game Shot/G OT/G Save/G Save pg GAA Kicker Track(S34) Velocity(S34) AvgP PS LB
Ron-Robert Zieler Hannover 96 34 13.6 5.3 3.9 0.75 1.32 2.76 5.1 20.2 22.1 51.1 33.1
Marc-André ter Stegen Borussia M'gladbach 34 11.4 3.9 3.1 0.81 0.67 2.87 5.3 27.9 35.5 74.8 60.4
Diego Benaglio VfL Wolfsburg 32 12.1 4.9 3.1 0.64 1.75 2.84 6.0 22 19.8 58.7 48.4
Michael Rensing 1. FC Köln 32 15.8 5.8 3.7 0.64 2.22 2.97 5.3 25.3 21.9 48.1 34.2
Manuel Neuer Bayern München 33 8.2 2.5 1.8 0.74 0.67 3.12 4.9 22 18.8 69.5 50.6

うーむ。

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2012-03-18-Sun3 このエントリーを含むブックマーク

このグラフィックは、決勝戦の90分間において、バルセロナのプレイが「ピッチ上のどこで行われたか」を示している。くぼんでいる面がピッチ、ハリネズミのように飛び出しているのがドリブル、タックル、パス、フリーキックといったアクションで、「トゲ」の高さはその場所で行われたアクションの数によって決定されている。右サイドにくぼみが目立つのは、ダニエウ・アウヴェス、ペドロ、そしてシャビが絶好調だった“痕跡”である。ボール支配率63%対37%、枠内シュート数12対1といった数字の意味が改めて理解できる。

この試合、バルセロナは右サイドを完全に制圧していた

すぐれたデータアナリストなら、データは選手に関する決定をサポートすることしかできない、と理解している。決定自体はできないのだ。クリストフ・ビーアマンは、ベンゲルが2004年にアーセナルの万能ミッドフィルダー、パトリック・ヴィエラの後継者をどうやって見つけたのか説明してくれる。ベンゲルはフィールドを広範囲にカヴァーできる選手を探していた。ヨーロッパの各国リーグのデータを調べ、オリンピック・マルセイユに所属するマチュー・フラミニという10代の無名プレイヤーが1試合に14kmも走っていることを発見した。だが、それだけの情報では不十分だ。走るのはいいが、正しい方向に走っているんだろうか? ちゃんとボールは蹴れるのか? ベンゲルは実際に視察し、フラミニの能力を確信したうえで、はした金で獲得した。フラミニはアーセナルで開花し、その後移籍したACミランではさらに大きく成長した。

一方で、数字よりも「山勘」に頼るクラブは苦労を強いられる。03年、レアル・マドリードクロード・マケレレを、チェルシーに1,700万ポンドの移籍金で売却した。30歳の地味な守備的ミッドフィルダーには巨額の移籍金と思われた。レアルのフロレンティーノ・ペレス会長は「マケレレを惜しむことはないだろう。テクニックは並でスピードもないし、スルーパスを通すスキルもない。パスの9割は後方かサイドへ出すしかしない。ヘディングもうまくないし、めったに長いパスを通さない。若手選手の台頭で、みなマケレレのことなど忘れてしまうだろう」と辛辣なコメントを吐いた。

ペレスの評価は100%間違いではなかった。だがレアルの取引はひどい過ちだった。マケレレはチェルシーで輝かしい5年間を過ごし、いまでは彼の名前にちなんで、『マケレレ・ロール(役割)』というポジションも生まれている。レアルがちゃんと数字を見ていたならば、マケレレのユニークさに気づいていたかもしれない。マイク・フォードが説明してくれる。「集中してプレイするという意味では、たいていのプレイヤーは相手のゴールを狙うときには非常にアクティヴになる。けれど、逆のときにそれができるのは珍しい選手です。マケレレは逆境に強いプレイヤーです。彼がアクティヴに動いた時間の84%は相手がボールをもっているときで、この数字はチームのほかの選手の倍です」

試合を見ているだけだと、マケレレには気づかないかもしれない。だがデータを見れば、その存在は圧倒的である。マンチェスター・シティのヤヤ・トゥーレの場合も、かったるそうな走り方から、スピードのないプレイヤーだと思われがちだ。だが数字を見るとそうではないと分かる。ビーンは言う。「統計を見れば、ものごとを額面どおりに受け取らなくなるんだ。わたしはデータよりも自分の目を信じるって考え方はとらない。これまで何度も、奇術師が帽子からいもしないウサギを取り出すのを見せられてるからね」

しかし2000年代半ばまでには、サッカー界のデータ専門家にとって都合の悪いことが判明した。どうやら彼らは何年も使い物にならないデータを信じていたらしい。どこの業界でも、みなとりあえず手に入るデータを使う。データ会社は当初、選手のパスやタックルの数、走行距離を測定し、クラブはその数字を使って選手を評価してきた。しかしこうした“生の”統計は─今ではビッグゲームになればテレビで読み上げられたりもする─実はほとんど無意味なのだ。フォードは走行距離のデータに意味を見いだそうとしていた時期のことを思い返す。「総走行距離と勝利の間に相関関係を見つけることができるだろうか? 答えはまちがいなくノーだ」

タックル数も同じく当てにならない。イタリアの偉大なディフェンダー、パオロ・マルディーニという大問題がある。「マルディーニは2試合に1回しかタックルしませんでした」。フォードは暗い声で説明する。マルディーニはポジショニングが絶妙なので、タックルする必要などないのだ。ファーガソンがスタムを放出したときと同じく、タックル数でディフェンダーを評価することには問題がある。フォードが言う。「ボルトンではたびたびミーティングを繰り返した。今振り返ると『うへえ、よくもまああんなデータを信じてチーム作りなんてできたもんだ』と思うよ。フレイグもデータが手に入りはじめた最初の数年を振り返って結論する。「もっと重要なものに目を向けるべきでした」と。

今、ようやくそうなりつつある。サッカー界のデータ屋たちは、意味をもつ数字を「引き出し」つつある。例えば、昨今、クラブは走行距離ではなく、トップスピードで走る距離に注目し始めていることは、その一例だ。2008年、ACミランのフィジカル・コーチ、ダニエーレ・トニャッチーニは「スプリント数と勝利数には相関関係がある」と明かしてくれた。

だからフレイグは「集中時の選手の能力」に注目する。データ会社によって、この能力をどうやって測るかは異なる。「しかし突き詰めれば秒速7mのトップスピードにいかに速く到達できるかの能力なのです」とフレイグは言う。この能力を評価していれば、1999年にユベントスがアーセナルにティエリ・アンリを売り払ったような過ちは犯さないだろう。「アンリにとって秒速7mに到達するのは、ごくたやすいことでした」とフレイグはうっとりと言う。アンリは、走ればほぼ確実にそのスピードに達していた。

ダッシュを繰り返す能力も同じく重要だ。マンチェスター・シティの小柄なフォワード、カルロス・テベスはゼンマイ仕掛けの人形みたいである。ダッシュして、しばし停止し、またダッシュ。「前線からのプレスを求めているなら、テベスの身体能力を見ればいい。彼は90分間以上ボールを追いつづけられるんです」

データ分析家がアーセナルをコントロールしはじめて15年になるが、昨秋、もうひとつのイングランドのビッグチームが“数字屋”の手に落ちた。ボストン・レッドソックスのオーナー、ジョン・ヘンリーがリバプールのオーナーになったのだ。2002年にビリー・ビーンを雇おうとしたこともあるヘンリーは、買収するやすぐさま『サッカーのマネー・ボール』を実現するべく、ビーンの盟友コモッリを雇った。

コモッリは、リバプールのホームスタジアム、アンフィールドで、しょっちゅう8,000kmの彼方にいる「マネー・ボールの父」ビリー・ビーンとおしゃべりする。ビーンによれば「いつでも呼び出せるよ。メールを送れば、夜中の2時でも起きていて、メールを返してくる。『アスレチックスの試合を観てたよ』ってね。あいつは眠らないんだ」。コモッリはリバプールの中心人物である。リバプールはアンディ・キャロルとルイス・スアレスを合計6,000万ポンドで獲得したが、これはデータ分析の結果だといわれている。

サッカーデータの未来を、並々ならぬ勢いで考えているのがオークランド・アスレチックスのベースボールオペレーション・ディレクター、ファルハン・ザイディである。ザイディは小太りでユーモアに富んだマサチューセッツ工科大学(MIT)経済学部卒業生だ。プロのスポーツクラブよりは、一汗かいたあと、ぶらりと寄った学生街のバーにいそうな人物だ。仕事は野球のデータ分析である。しかし、ザイディとビーンはオークランド・コロシアムにいるあいだ、ひたすら愛してやまぬほかのふたつのことを論じ合っている。イギリスのロックバンド、オアシスとサッカーである。06年、ベースボールシーズンたけなわだったにも関わらず、ふたりは一緒にドイツで開催されたFIFAワールドカップを観戦しに行った。ザイディは含み笑いする。「四六時中一緒にいるわけだから、データシートの数字以外に共通の話題がなかったら、とっくの昔に殺し合いになっていただろうね」

野球のデータ革命の推移を見てきただけに、ザイディはサッカーの未来も予測できるという。サッカーデータが最終的に追い求める“聖杯”は「ゴール加算率」というべき数字だろう。その数字は、ある選手の全キャリアを通じてのプレイがチームの得点を増加させたか(例えば、センターラインから前方へ5m、ボールをパスすることができたとき)、あるいは減少につながったか(パスが失敗したとき)を総計したものである。わたしはザイディに、いつの日か専門家から「ルイス・スアレスのゴール加算率は0.60だが、キャロルは0.56しかない」といった発言が出るようになるのかと訊ねてみた。

サイディは答えた。「たぶんそうなるだろう。実際、野球ではそうなったわけだから。今やわれわれは10年前には夢にも思わなかった表現を使って選手の話をしているよ」。

太古よりつづくナード(オタク)とジョックス(スポーツマン)の戦いで、ついにナードは逆襲を果たしたのだ。

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2012-03-17-Sat2 このエントリーを含むブックマーク

ジャイルズ・レヴェルがここで可視化してみせたのは、試合前半の「プレイの構成」だ。「サッカーとは、常に駒が動いて局面が変わるチェスみたいなものだ」と、かつてイビチャ・オシムは語っていたが、それを裏付けるがごとく、プレイの種類(つまりは色)が、めまぐるしく変わっているのが見て取れる。ちなみに最も目につく水色&青の組み合わせと、赤&クリーム色の組み合わせは、それぞれ、バルセロナとマンチェスター・ユナイテッドの、パスとタッチを表している。これを見る限りでも、「バルサが押していた試合」であることが、浮かび上がってくる。

サッカーは、途切れることなく攻守が入れ替わることを再認識

2003年、大西洋の向こう側で、サッカーのデータ革命を大きく後押しする動きがあった。マイケル・ルイスが独創的なベースボールノンフィクション『マネー・ボール』を発表し、イングランドのサッカー関係者も蒙を啓かれたのだ。『マネー・ボール』は、オークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンが、どのように新しいデータを用いて野球選手を評価したかを描いている。データの力を借りて、貧乏球団のアスレチックスは、一時期ではあるがヘビー級の金持ち球団と互角にパンチを交わしていた。ただしそれも金持ちたちがデータ専門家を雇いはじめるまでのこと。ボストン・レッドソックスのオーナー、ジョン・ヘンリーはコモディティ取引で財を成した人物だが、『マネー・ボール』手法を採用してワールドシリーズを2度征した。

今年2月、わたしはオークランド・コロシアムにビリー・ビーンを訪ねた。物置のようなオンボロの部屋は、実はアスレチックスの選手たちが着替えるクラブハウスだった。ビーンは─映画ではブラッド・ピットが演じている─サッカーにおけるデータ革命について熱く語った。ここ10年で新たに目覚めたアメリカ人たちはみなそうだが、ビーンもまた改宗者特有のいささか不健康な情熱をもってサッカーを愛していた。ビーンはたびたび、クラブハウスのくたびれたソファに寝転がって、ヨーロッパのサッカーを観戦している。

野球が「より科学的になった」ように、サッカーも科学的になるだろう。そうビーンは信じている。「相手が直感によって30%の正答率を得ているところで、35%の正答率を得る方法を見つけたとしよう。これで5%の利ざやを稼ぐことができる。スポーツの場合、この5%が勝敗の分かれ目になり得るんだ」。数字を使って優位に立てるなら、いずれは誰もがそこに行き着くだろう、とビーンは考えている。

ビーンの出身地であるサンディエゴで学び、アメリカンスポーツに傾倒していたマイク・フォードは、データの活用方法を学びにオークランドに赴いた。だがビーンは一筋縄ではいかない相手だった。数時間にわたりビーンからサッカーの質問攻めに遭いました、とフォードは苦笑いする。「それでも最後の30分だけ、なんとか野球界でのビーンの役割について話を聞けましたよ」。ビーンとはそれ以来の友人だ。かつてベンゲルのアシスタントだったフランス人ダミアン・コモッリもそのようにしてビーンの友人になった。コモッリは2005年にトッテナムのフットボールディレクターに就任し、データを使いはじめる。

コモッリがトッテナムで過ごした3年間は、データ革命の黎明期だった。英国のサッカー界はつねにインテリに疑いの目を向ける。典型的な監督といえば16歳でプロになった元選手で、監督となれば独裁者としてクラブを支配する。数字ではなく「山勘」を頼りにする。そんな監督が、プロ経験もないコンピューターを片手のフランス人の言葉になど耳を貸すはずがない。コモッリはつねに“オタク対スポーツマン”の戦いを強いられることになった。それでもトッテナムのために何人もの素晴らしい選手を発掘している。ルカ・モドリッチ、ディミタール・ベルバトフ、エウレーリョ・ゴメス、そして17歳のギャレス・ベイル。だが結局コモッリはトッテナムから追い出されてしまった。

データオタクが必ず答えなければならない問いがある。伝統主義者はこんなふうに問いかける。確かに、野球のように静と動がはっきり分かれるゲームではデータも有効かもしれない。ピッチャーが投げ、バッターが打つ。そこからデータオタクがいじくりまわせるデータがたくさん得られる。だがサッカーのような流動的なゲームは、数字に置き換えられないのではないか?

フォードはこう応じる。「確かにそれはプレイの本質に関わる質問だと思います。わたしたちもいつも自問していることですから」しかしオタクはどんな質問にも答えをもっている。

答えその1。優秀な数学者は、複雑系にも対応できる。例えばチェルシーでフォードの下で働く統計専門家のひとりは、かつて保険のモデルケースを作っていた。サッカー─ルールに従い、限られたフィールドの中で22人がプレイするゲーム─は、そんな彼にとって恐ろしく複雑というわけではない。回答その2。ここ数年、同じく流動的なバスケットボールでも、データの有効な利用法が見いだされつつある。ビーンは言う。「バスケットのコートでできるなら、ピッチの上でもできる」。回答その3。サッカーの全ゴールの3分の1は流れのなかから生まれたものではない。コーナーキックやフリーキック、ペナルティキック、スローイン─野球と同じように分析可能な、止まったところから始まるセットプレイで生まれている。

しかしながら、サッカー界の数学への不信はいまだ根深い。フォードはこう言ったことがある。「トップレベルのデータ専門家と伝統的なタイプの監督というのは、あまりうまいコンビネーションじゃない」フォード自身はサッカー界の人間に見える。こざっぱりしたグレーの髪、上等なスーツ、訛りのある喋り方。そうした佇まいがオールドスタイルのサッカー人間に“数字を売る”際は助けになる。とはいえ、大半のクラブでは、データオタクはまだまだ力をもっていない。おそらくプレミアリーグのすべてのクラブがデータアナリストを雇っている。だがなかにはコンピューターで埋めつくされた奥の部屋に閉じこもったまま、ほとんど監督に会うこともないアナリストもいる。したがって、データ革命を先導してきたのは自身が数字を信じている監督がいるクラブだった。ベンゲルのアーセナルとアラダイスのボルトンは、金融投資家が牛の先物取引を評価する調子で、選手を評価した。例えば2004年にボルトンが34歳のセントラル・ミッドフィルダー、ガリー・スピードを獲得した場合。紙の上では、スピードは年を取りすぎているように見えた。だがフレイグによれば、ボルトンは「スピードのフィジカルに関するデータを入手し、その数値を同ポジションのトッププレイヤー、スティーヴン・ジェラードやフランク・ランパードの若手時代と比較しました。スピードは34歳ですが、そうした若手と同じレヴェルのフィジカルを維持しており、過去2シーズンでも衰えは見られなかった。したがって『年齢は大きな問題ではない』と言えたわけです」。スピードは38歳までボルトンでプレイした。

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2012-03-16-Fri1 このエントリーを含むブックマーク

野球におけるデータ革命……。ノンフィクション『マネー・ボール』によって広く知られることとなったこの潮流は、つまるところ、ナードがジョックスに仕掛けた遠大なる逆襲である。まずは大リーグにおいて“勝利”を収めた彼らは、次なる野心として欧州サッカーをターゲットに据えた。データを操るオタクたちは果たして、世界最高峰のゲームをどう変えていくのだろうか。あのサイモン・クーパーが迫る。

「欧州最高峰の戦い」の断面をデータを用いて可視化する

いまでは、サッカーの試合におけるすべての側面がこと細かに記録され、分析される。アーティストのジャイルズ・レヴェルは、『フィナンシャル・タイムズ・マガジン』の依頼により、2011年5月28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦「バルセロナ対マンチェスター・ユナイテッド戦」を題材にしたアート作品を制作した。その際、インスピレーションの基となったのが、アーセン・ベンゲルが10年以上前から頼りにしている分析会社『プロゾーン』のデータだ。ジャイルズ・レヴェルはまずこの作品で、後半の両チームのパスとボールタッチとゴールを示しているが、それはそのまま、観る者の鼓動の高まりを描いたかのようにも思える。

先日、穏やかなキャリントン村にあるマンチェスター・シティの練習場を訪ねた。陽射しが気持ちよい朝、ゲートの外ではスタッフが選手のSUV車やスポーツカーを洗っていた。ディフェンダーのコロ・トゥーレが、映画『ゴッドファーザー』からそのまま抜け出してきたような黒の大型車に乗って颯爽と通り過ぎていく。キャリントンでは珍しくない車だ。実はライバルのマンチェスター・ユナイテッドの練習場もこの村にある。

「アブダビのお客様、ようこそ!」スカイブルーが目に鮮やかなシティのトレーニングセンターの正面に、こんなメッセージが掲げられている。マンチェスター・シティのオーナーであるUAEの王族は、クラブを買収すると大規模なデータ分析チームを雇い入れた。建物に入ると、パフォーマンス分析の責任者ギャヴィン・フレイグの姿があった。薄茶色の髪をした品のいい紳士で、シティ・オリジナルのすっきりした黒のセーターに身を包んでいる。キャリントンの外ではほとんど知られていない顔だろう。だが実は彼こそが英国サッカー界におけるデータ革命の牽引者なのである。メディアで語られず、ほとんど知られていないが、選手に関するデータはクラブの決定事項、とりわけ選手の獲得と放出を決断するうえで大きな役割を担いはじめている。

フレイグは、投資銀行のアナリストも顔負けのプロフェッショナルなプレゼンテーションをしてくれた。最近シティは、プレミアリーグに所属する全選手の統計データを入手したのだと言って顔を輝かせる。「想像してみてください。あなたが攻撃的ミッドフィールダーを獲得したいとしましょう。80%以上のパス成功率をもっていて、しかも試合経験豊富なプレイヤーです」と言いながら、このふたつの条件をパソコンに打ち込んだ。すると条件に合ったプレミアリーグの選手の写真がいくつか画面に表示された。予想どおりの名前もある。当時アーセナルのセスク・ファブレガスとリバプールのスティーヴン・ジェラード。このふたりがいい選手なのはデータを見るまでもなく分かる。ところがほかにも意外な顔が出てきた。元ニューキャッスルのケヴィン・ノーラン。数字だけですぐに彼と契約はしないだろうが、調査を進めるきっかけにはなる。

イングランドのビッグクラブが雇ったデータ分析屋たちは、たびたびの失敗から学び、ここ数年でようやく実戦で重視すべきデータを見いだしつつある。

「今では12,000〜13,000を超える試合から、3,200万のデータが蓄積されています」。チェルシーのパフォーマンスディレクター、マイク・フォードが2月のある朝、スタンフォード・ブリッジの誰もいないスタンドでわたしにそう言った。サッカーは“かしこく”なりつつある。おそらくパソコンの登場がきっかけだろう、サッカー界でもデータで選手を評価しようとする先駆者たちが現れた。いち早く着手したのが、のちにアーセナルの監督になるアーセン・ベンゲルである。経済学の学位をもち、数学が大好きだというベンゲルは1980年代後半、モナコの監督時代に友人が開発した『トップ・スコア』というコンピュータープログラムを利用した。はるかに意外な先人が、ウォッカをこよなく愛したウクライナの名将故ヴァレリー・ロバノフスキー監督である。92年、わたしがキエフを訪れたとき、子飼いの科学者アナトーリ・ザレンツォフ教授からコンピューターゲームをやらされた。ディナモ・キエフが選手をテストするために開発したゲームだ。ロバノフスキー監督は当時、「ミスを全体のプレイの15〜18%程度に留められるチームは無敵だ」と語っていたが、それは推測から出た言葉ではなかった。ザレンツォフ教授のチームはデータを使っていたのだ。

だが大きな突破口は96年、統計会社オプタ・インデックスがイングランド・プレミアリーグの「マッチデータ」を収集しはじめたときに訪れた。とサッカーとデータを取り上げた書籍の先駆け『Die Fußball-Matrix』の著者クリストフ・ビールマンは説明してくれる。このときはじめて、クラブは各選手が1試合で何km走ったか、何度タックルしたか、何度パスしたかが分かるようになった。さらに複数のデータ会社がこの市場に参入した。監督たちは数字を読みはじめた。2001年8月、マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は突然、ディフェンダーのヤープ・スタムをイタリア・セリアAのラツィオに売却した。みな仰天した。多くの者がスタムの愚かしい自伝出版に対し、ファーガソンは罰を与えたのだと考えた。実際は、ファーガソンははっきりとは言わなかったが、スタムはある意味マッチデータのせいで放出されたのだ。ファーガソンはデータを見て、スタムのタックル数が減っていることに気づいた。29歳のスタムは衰えつつあると見て、手放したのである。

ファーガソンもしぶしぶ認めたが、スタムの放出は間違いだった。マッチデータ登場に眩惑されたサッカー関係者の例にもれず、ファーガソンも見るべき数字を誤ったのだ。スタムは衰えてなどいなかった。その後イタリアでさらに数年にわたって活躍してみせた。だが、それでもこの一件は、サッカー史を画するエポックだった。はじめて、統計数字に従って移籍がおこなわれたのだ。

アーセナルでは、ベンゲル監督がマッチデータに驚喜した。本人いわく、試合の翌朝は「禁断症状の中毒患者みたいに」データシートに飛びついた。2002年ごろから、ベンゲルはフォワードのデニス・ベルカンプを試合終盤に交代させるようになった。ベルカンプは監督に不満をぶつけた。当時を振り返ってこう語る。「監督はスタッツを差し出すと、こう言った。『デニス、いいかね、70分を過ぎるときみの運動量は減っている。きみはスピードも落ちた』とね。ベンゲルはサッカーの先生だよ」

ウェストハムの新監督“ビッグ・サム”・アラダイスがそんなふうに呼ばれるというのは意外である。いささか新石器時代風とも呼べる風貌の下にはプロフェッショナル精神が隠されている。アラダイスは選手時代、フロリダ州タンパベイのチームで1年間過ごし、アメリカンスポーツにおける科学とデータの活用法に魅了された。1999年、アラダイスはスモールクラブ、ボルトンの監督となった。一流選手を買うことはできなかったので、その代わりに優秀なデータ専門家を雇った。専門家たちの発見した事実にアラダイスは夢中になった。「平均的な試合で、攻守は400回入れ替わる」と、アラダイスの下でサッカーを始めたチェルシーのフォードは唱える。ビッグ・サムはその言葉を選手の頭に叩き込んだ。アラダイスにとっては、ボールを失った瞬間にディフェンスのポジションにつく、切り替えの重要性を示すデータだったのである。

アラダイスはデータからたやすい得点源を見いだしさえした。コーナーキック、スローイン、フリーキックといったセットプレイである。同じくアラダイスの弟子フレイグによれば、セットプレイからのゴールはリーグ平均では全ゴールの3分の1程度だが、ボルトンでは全ゴールの45〜50%を占めていた。フレイグは言う。「ディフェンダーがロングスローをクリアしたら、ボールはどこに落ちるのか? そう、いちばん落ちやすいのはここだとします。じゃあ、そこにプレイヤーを置いておけばいいじゃないですか」

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2012-03-08-Thu忘れないうちにドロー このエントリーを含むブックマーク

Defending Belichick’s Fourth-Down Decision

(Brian Burke, a former Navy pilot who has taken up the less dangerous hobby of N.F.L. statistical analysis, operates Advanced NFL Stats, a blog about football, math and human behavior.)

New England Coach Bill Belichick is taking a lot of heat for his decision to attempt a 4th-down conversion from his own 28 with a late 6-point lead against the Colts. Indianapolis came back to win in dramatic fashion, 35-34. Was the decision a good one?

With 2:08 left and the Colts with only one timeout, a successful 4th-and-2 conversion wins the game for all practical purposes. A conversion on 4th-and-2 would be successful 60 percent of the time. Historically, in a situation with 2:00 left and needing a TD to either win or tie, teams get the TD 53 percent of the time from that field position. The total win probability for the 4th-down conversion attempt would therefore be:

(0.60 * 1) + (0.40 * (1-0.53)) = 0.79 WP (WP stands for win probability)

A punt from the 28 typically nets 38 yards, starting the Colts at their 34. Teams historically get the TD 30 percent of the time in that situation. So the punt gives the Pats about a 0.70 WP.

Statistically, the better decision would be to go for it, and by a good amount. However, these numbers are baselines for the league as a whole. You’d have to expect the Colts had a better than 30 percent chance of scoring from their 34, and an accordingly higher chance to score from the Pats’ 28. But any adjustment in their likelihood of scoring from either field position increases the advantage of going for it. You can play with the numbers any way you like, but it’s pretty hard to come up with a realistic combination of numbers that makes punting the better option. At best, you could make it a wash.

ニューヨークタイムズか、やるな。

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長いコメントはここに送れば読むと思うよ。