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2013-06-24-Mon4-2-3-1の魅力 3/3 このエントリーを含むブックマーク

''スイッチをいれる''

確かに、「4-2-3-1」の全ての区切られた横線上において、起点としての技術は他のポジションよりもさらに変化した。アンドレア・ピルロの変遷、90年代には古典的な10番としてブレシア、インテルで鍛えられた選手がディープライイングプレイメイカーとしてACミランにいたのだ、そして彼が2003年および2007年のロッソネリのチャンピオンズ制覇の重要な鍵と標榜されている。


エステバン・カンビッソを見てみよう、2010年のインテル優勝の原動力。ティーネイジャーでアルゼンチンからマドリーにスカウトされたとき、彼はセンターフォワードだったのだ。クラブにおける競争で起点としての自身を再定義しマケレレのパートナーとなった。インテルにおいても、この役割で成功した。


ジョン・ミケル・オビ、昨年優勝したチェルシーのミッドフィールドの底部で役割を果たしたが、同様の戦術的な背景がある。(訳注、ミケルは元々アタッキングミッドフィールダーとして注目された選手)

バスティアン・シュヴァインシュタイガーは当初バイエルンでもドイツ代表でも軽やかなウィンガーとしてインパクトを与えた。2010年、バイエルンは決勝まで進んでいたが、そのとき彼は優秀なディープミッドフィールダー進化していた。


シュヴァインシュタイガーのミッドフィールドの底部におけるハビ・マルティネスとの連携はバイエルンの今季の成功に不可欠だった。マルティネスもまたこの役割に様々な機能を与えた。彼はそれまでアスレティック・ビルバオにて主にセンターバックとしてプレイし、プレッシングゲームを作ることを高めたのだ。


決勝の準備において、ドルトムントはミッドフィールドのジレンマに直面した。彼らは負傷のマリオ・ゲッツェ、スリークォーターラインのNo10の選手、の代役をどうするのか。イルカイ・ギュンドガンなのか?ディープミッドフィ-ルドからのパスに価値があるNo8は、ましてや、ユルゲン・クロップ監督がサイドから中央に移す選択をするくらいに、サイドの戦術的なバランスに重要な選手だ。


ウェンブリーにおける決勝の最初の7分、ギュンドガンは起点としてのオールラウンドな才能を遺憾なく発揮した。ドルトムントはカウンターからこじ開けようとし、マヌエル・ノイアーにゴールマウスでの活躍をさせ、左サイドのフランク・リベリーへのパスを封じた。フランク・リベリーを監視する役割のヤクプ・ブワシュチコフスキ、ルカシュ・ピシュチェクは前方に攻め入れた。ギュンドガンが彼らの空ける地域を埋め、リベリーに持たせなかったのだ。


"連動して守ることに力を注がないといけないんだ"とヒッツフェルトは言う。ボールを奪う役割は最早シールディングミッドフィールダーとバックフォーに限定されないし、ポゼッションをリカバーしている選手も、大胆なことをできると感じるべきではない。マルチェロ・リッピがユヴェントスにて強く選手達に言った様に、その状況に於ける可能な限り最も建設的なパスをしなければならない。


"これはプレイングスタイルの変化に関係しているんだが"とヒッツフェルトは言う。"全てのディフェンシブな選手、ゴールキーパーでさえも、今ではプレイメーカーのようにあるべきなんだ。最早、ただボールを蹴って終わりなんて許されず、ボールを持っては参画し、プレイをビルドアップし、ボールを貰おうとして、ボールを持ったらポゼッションを維持するんだ。"


"ゲームのやり方に於ける大きな変化というのは、今ではボールポゼッションしてないときに直ぐにプレスに向かうことだ。全てのチームがそれをやろうとしている。準決勝に進出したチーム、バイエルン、ドルトムント、マドリー、バルセロナもだ。そうしたことで彼らはプレッシングの極致に至った。9人の選手が密接に守るということになったんだ。"


チェルシーもそうだった。融通の利く「4-2-3-1」を用いて昨季優勝したチームだった。とヒッツフェルトは言う。

チェルシーとバルセロナにおける緊密な守備の影響を見てくれ、そしてバイエルン戦でのチェルシーのプレーヤーはペナルティーエリア付近で密接に止まっていが、ひとたびボールをポゼッションしたら選手達は休息に拡散していくんだ」


「4-2-3-1」はヨーロッパ最高峰の戦いでの人気を明らかにすることで、迅速な転向を円滑にするのか?(訳注 quick transitionのダブルミーニングであり、戦術的な嗜好の問題とこれまでの戦術的中身をかけている)

"戦術的な指針は各チームに重要だ" ヒッツフェルトは続けて "でも現実に結果を決めるのは選手達なんだ。私は監督として戦術のみをあてにすることなどしたことはできない。何故なら試合は机上の空論ではないし、黒板上の論理では決まらない。監督の権限の下、選手達に依拠した形のチームを形成するべきだよ。"

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